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「園子!園子!起きなさい!!遅刻するわよ」
「うーん…もうちょっと寝かせて…」
「ダメ!もう、7時よ。」
「…7時?なーんでお母さんもっと早く起こしてくれないの?」
「何度もおこしたわよ。」
「やばーい!急がなきゃ!」
あたしの名前は谷島園子。
ただいまマッハで学校に行く準備中!
「おはよう!お父さん」
「おはよう。朝から騒がしいなぁ」
「本当よぉ、早く起きたらいいのに…」
グチグチお母さんが言ってくる
あたしはお母さんを無視した。
「行ってきます!」
学校まで電車で約20分で駅から約10分
まぁ、学校にはギリギリに着く予定。
ガラッ
「間に合った!」
あたしは大きな声で言ってしまった。
「本当ギリギリ!おはよう!」
「愛(まな)おはよう!」
「また、寝坊したの?
寝癖ついてるよ」
「えっ?嘘~うん!寝坊した」
今話している子は愛美
高校に入って全く知り合いのいなかったあたしに話かけてくれた子。
可愛くて女子からも男子からも人気があるあたしの一番の
親友だ。
「はーい席着け!授業はじめるぞ!」
また、今日もいつもとかわらない毎日が始まる。
休み時間
「ねぇ、園子どうしよう…」
愛が言ってきた。
「どうしたの?」
「あいつの下にペン落としちゃった…」
あいつとは竹本のこと。
竹本はみんなから
イジメられている。
理由はまぁ、はっきり言えばうざいから。
あたしも何回か話したけどなんか嫌い。
「竹本が席を立った時に取るとかは?」
「う~ん…あっ、席立った!
取ろう。」
…多分竹本は話を聞いていたんじゃないかと思われる…。
まぁいいけど…
そんなこんなで一日の授業終了
愛と一緒に帰っていた。
「ねぇ、園子!あそこ水野君!」
水野君とは隣のクラスの人で、あたしの片思いの相手。
あんまり喋ったことはないけどすごい優しい男の子。
水野君も男子からも女子からも人気だ。
「園子話かけてきたら?」
「えっ///無理だよ///恥ずかしいじゃん!」
「そんなこと言ってたら誰かに取られるよー!」
「わかってるけど…」
「あたしここからバスだからじゃあね!」
「うん!明日ね」
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