第一鼻眼鏡

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そうは思ったものの、眼鏡はびかりんには小さかった。 入らない。 角度を変えたが、やはり上手くいかない。 びかりんが力いっぱいはめようとしたその時 みしッ 不穏な音がフレームに響く。しかし、びかりんは自分が顔がデカイことなど認めたくなかった。 「これはヤバい。ローンくんだばっかりなのに…」 ただでさえテカっている顔に更に汗が浮かぶ… すると、 汗が眼鏡を溶かしたのだ。 びかりんの汗の特徴を説明すると、黒光りで、プラスチックを溶かす、このように言える。
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