§最低な女§

†Chapter.3†

　
私は、優さんに会ってから変わった。

今までの、友彼とか人の彼氏に興味がなくなった。
だから、かかってくる電話も出ることはない。

私は、優さんに名刺をもらって以来、ほぼ毎日のように電話した。
特に用があるわけじゃないけど、たわいもない話をして、それで満足した。

電話がつながらない時がある。
そん時は、最低な者同士ならわかる。
今、誰かと会ってるんだなって思った。

私は、その誰かを羨むようになった。
私も優さんに会いたいのに。
でも、優さんは、電話には出てくれるけど、決して会ってくれようとはしなかった。

最低な者同士だから、これまたわかっちゃう。
優さん、私のことがウザいんだってこと。

だから、今日から電話するの一切やめた。