†Chapter.1†

4/7
前へ
/29ページ
次へ
  街を歩く。 仲良く歩いてるカップルを見ると、ついつい彼氏に目がいく。 こいつも、あいつも、みんな、私と同類なんじゃん? その笑顔の下に隠されてる本当の顔を、彼女に見せてやりたい。 まっ、でも、そんなの面倒くさくなるから、やらないけどね。 あくまでも、私は日陰の存在。       表には、出てきちゃいけない。 携帯にメールが入る。 翔からだ。 彼女が旅行だから、空くって言ってたっけ。 いつものとこで、待ち合わせって、返信した。      
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加