†Chapter.1†

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  こんな時、思う。 電話掛けて「迎えに来て」って言える人がいない。 「助けて」って言っても、助けてくれる人がいない。 だって、私「最低な女」なんだもん。 そう、だからいいの。 雨の中、とぼとぼと道を歩く。 どこに向かってるのかなんてわからない。 けど、とりあえず歩く。 ようやく、大通りに出た。 タクシー来ないかなって、待つ。 でも、全然来ない。 あぁ、最悪。            
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