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side大和
目が覚めたらマシンガントークしてきた男の顔が目の前にあった。
「起きたね!もう着くよ。車の外を見られるわけにはいかないから目隠しするね。建物の中に移動するときは俺が抱っこしてくからおとなしくしててね☆」
大和「 コクン 」
俺が頷き終わるともう一人の男が俺に目隠ししてきた。視界が暗くなって怖くなったので体操座りして車が止まるのを待った。
「着いたよ。移動するね。」
そう男が言うと俺のわきの下に手が入ってきて浮遊感がきた。ちなみに俺の身長は余り伸びてなくて160センチしかなく男の体にスッポリおさまった。移動が終わるまで男の肩に頭をのっけていると男が話しかけてきた。
「本当に大人しいね。まあ俺らからしてみれば大助かりだけど。なんで?」
男が返事を求めてきた。めんどいから返事をしなくなかったけど仕方なく口を開いた。
大和「………………多分……もう………大分………遠い……………意味…………ない……………から…………」
「そうか。お前頭いいな。ここでは抵抗したり刃向かったりするとお仕置きされて酷いことされるからなるべくしないようにしろよ。俺お前の事気に入ったからさ。あ、もう着くぞ。今向かってる部屋でここの長に会うからな。」
男が喋り終わってしばらくたつと男の足が止まりドアが開く音がした。
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