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「おはよ、龍斗。いや、おそようかしら?」
「おはようさん、咲。朝っぱらから嫌味なことで」
こいつの名前は千堂咲(センドウ サキ)。
銀色の長い髪をしており、笑顔がとても可愛らしい美少女である。
また、テニス部のエースでもあり、活発な性格で、周囲の人からも慕われている、隠れファンもかなりいるそうだ。
「うわ!じじくさっ! おはようさんって、プッ!アハハハ」
朝っぱらからイラッときた。
寝起きのオレを怒らせると怖いんだぜ。
例えば、佐藤さん家のパグみたいに。
え?佐藤さんって誰かって?
黙らっしゃい!たいしたことじゃないから気にしちゃ駄目。
気を取り直して、逆襲開始だぜ。
「ジジくさくなんて、ないさ。まだピチピチの17歳だぜ!そんなことより、お前、わざわざオレに会いに来てくれたのか?オレのこと好きなんだなー。オレもお前のこと好きになっちまいそうだ」
すると、こいつは顔を真っ赤にして
「そんなことあるわけないじゃない!友達に挨拶するのは当たり前じゃないの、ばか!ばか!ばか!」
と言って、だだっ子パンチをポコポコと、オレにしてくる。![image=285934406.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/285934406.jpg?width=800&format=jpg)
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