第一話 幕開け~始業式~

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「おはよ、龍斗。いや、おそようかしら?」 「おはようさん、咲。朝っぱらから嫌味なことで」 こいつの名前は千堂咲(センドウ サキ)。 銀色の長い髪をしており、笑顔がとても可愛らしい美少女である。 また、テニス部のエースでもあり、活発な性格で、周囲の人からも慕われている、隠れファンもかなりいるそうだ。 「うわ!じじくさっ! おはようさんって、プッ!アハハハ」 朝っぱらからイラッときた。 寝起きのオレを怒らせると怖いんだぜ。 例えば、佐藤さん家のパグみたいに。 え?佐藤さんって誰かって? 黙らっしゃい!たいしたことじゃないから気にしちゃ駄目。 気を取り直して、逆襲開始だぜ。 「ジジくさくなんて、ないさ。まだピチピチの17歳だぜ!そんなことより、お前、わざわざオレに会いに来てくれたのか?オレのこと好きなんだなー。オレもお前のこと好きになっちまいそうだ」 すると、こいつは顔を真っ赤にして 「そんなことあるわけないじゃない!友達に挨拶するのは当たり前じゃないの、ばか!ばか!ばか!」 と言って、だだっ子パンチをポコポコと、オレにしてくる。image=285934406.jpg
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