アケミ

6/22
9216人が本棚に入れています
本棚に追加
/309ページ
彼女は、苦しそうな顔をしながら、ジュースを口に含んだのに…みるみるうちに、その表情が変化していった。 「うそ…青汁って、こんなに美味しかったの……?」 彼女は、驚きの表情のまま 空のカップを手にしていた。 「ね?言ったでしょう。うちの青汁は、格別に美味しいの。 試飲カップじゃ足りないだろうから、もう1杯ちゃんとしたの作るね。」 僕はさらに嬉しくなって、そう返事した後 彼女の返事を待たずに、急いでカウンターに戻り、もう一杯…今度はレギュラーカップで、さっきのジュースを作った。
/309ページ

最初のコメントを投稿しよう!