手首の傷痕

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菜月と知り合った時、そこには相沢も居た。 場所は、ススキノ…いつも馴染みのカラオケパブだった。 相沢と僕は、カウンター席で キープしていたフォアローゼスの黒を 氷2~3個浮かべて飲んでいた。 『お酒強そうだねー』 その時…酔っ払って話し掛けてきたのが、菜月だった。 菜月は、はっきり言って 酒の飲み方の知らない女だった。 その日も、一人で 酔い潰れるまで、浴びるように安ボトルを飲み続けていた。
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