―桜の木―

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もう 丘の桜も全て散ってしまったが 桜の木はこんなにも 私達を見守ってくれていたんだ その曰2人は アクセサリー店で巧は 今日のお詫びと 桜の着いた リングを買い 薬指に付けた… そして瞳から巧への 誕生日プレゼント …ほんと偶然 と言いながら中身をだした その中身は 同じ桜のリングだった 「オソロだね(笑)」 シルバーのリングに シルバーの桜 瞳のはシルバーの桜ではなく ピンクの桜で 色違いのオソロ というわけだ 巧は右に 瞳は左に お互いはめて リングを付けた手同士で 手を繋ぎ もうすぐ 瞳の家 ドアの前で んぢゃまた明日 と門を入ろうとした瞬間 ―――チュッ 巧が瞳にキスをして来た 巧はパッと離し またなあ~と真っ赤な顔をして走って帰った 「不意打ちつかれた~///」 その曰は とても思い出に残った “一生の”
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