●約束
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「美波ちゃんを泣かすな。」 そう言って、夏輝は男の子の頭を打った。 そしたら、男の子も泣きだし、私のクレヨンを全色折った。 また私の泣き声は大きくなり、やっと来た先生が間に入って、私達は教室の端と端に連れて行かれた。 男の子と夏輝は、打ったことを先生に叱られていた。 叱られていた夏輝の横顔は今にも泣きそうだった。
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