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と、まぁこれらが武石が友人から集めた情報だが、不思議な事に全ての生徒がそれを知っている。
恐らく認められた組織なんだろう。
武石は今日も始まった朝のホームルーム中にそんな事を思っていた。
「オーイ…朝なんだしそんなボサッとしてんじゃねーぞー」
そんな事を言ったのは武石の隣の席の親友格となるのか、『河原 仁』だった。
「いやーさ『日常壊し』の事なんだがよ…」
「狙われたいやだよな…確実に壊されるらしいし」
…………。
そんな話をしているとホームルームは終わった。
二人が一時間目の授業の準備をしている時だった。
教室のどこかで興味深い話が聞こえてきた。
なんでも『日常壊し』を目撃したんだとか。
二人はすぐに話の輪の中へと入っていった。
たまたま『日常壊し』の実行中を目撃したんだとか。
「そんときは一人でさ、右半分が黒、左半分が白のネックウォーマーで顔の鼻から下を隠し、似たようなバンダナで額を隠していたんだよ…んで黒の革手袋をしていた、目つきがものすごいんだよ…」
その日中に『日常壊し』を目撃したと情報は全校生徒にひろまった。
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