豪槍将軍

2/2
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
二人は驚き、声を合わせて言った。「いやいや!そんな大袈裟な!こちらこそよろしくお願いします」 (オレの周りは変わった人が多いな……) テツを加え再び轟竜に挑むためウルス達は狩りの準備をした……… 吹雪が激しくなり三人に襲いかかる。と、 ズゥゥゥン!! 何かが上から舞い降りた! 「アイツだ!!」三人は武器を構えた! 「コイツが轟竜でござるか!」 「ウルス!ちびるんじゃね~ぞ!」「わかってるよ!!」 レイドが閃光玉を投げた!「グォォォン!!」 混乱する轟竜にテツが突撃した!ズシャシャシャーーン!! 轟竜から血が溢れ出る! それを見ていた二人は呆気にとられた。 「スゲェ……まるで“豪槍将軍”だ!」 「御二人方!早く攻撃を!!」 テツの言葉でウルスとレイドは再び戦闘体勢に入った!ウルスが剣を振る!ドラゴンキラーが轟竜の頭を切り裂く! 「テツさん!場所交換だ!」 ウルスが後ろ、テツが前に移動した。 「グォォォオ!!」轟竜が混乱から解け、大声を上げた! 「ぐあぁッ!!」巨大な声にウルスは吹き飛ばされた!テツはなんとか無事だったが轟竜が怒り始めたことを感知し守りの体勢をとりながら轟竜の頭を突いた! 「ギャオォォン!!」轟竜の片目が潰れた! 「くらえ!!」 ウルスが尻尾に剣を振り振り下ろす! 「ギャァァン!!」 尻尾を斬られた轟竜が雪の地面に転がる! 「くらえ!麻痺弾!」レイドのタンクメイジが火を吹く! 「グ…グォォッ……」 麻痺弾をくらった轟竜は動けなくなった。 「今でござる! ウルスとテツが大タル爆弾を轟竜の周りに置いた。「レイド頼む!」 レイドが爆弾めがけて弾を撃った!ドゴォーーーン!! 轟竜の周りで爆弾が爆発した! だが、轟竜はまだ生きていた! 「クソッ!強ぇ! 」 ウルスは轟竜の圧倒的な強さに恐怖した。 テツが気合いと共に轟竜に突っ込む! ウルスが閃光玉を投げる! 混乱した轟竜の身体をテツの撃竜槍 が貫いた! 「ゴォォォォン!」 轟竜は崩れ落ち生き絶えた。だがその瞳は怒りで染まったままだった。 「勝った……でござるな。」 テツが腕を組んで頷いた。 「手強かったな…」 テツの協力もあって、ウルスとレイドはまた一つ強くなったのだった。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!