怒る!!

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「銃声だ!急ごう!!」 高い石の段をよじ登りウルス達は飛竜の巣である洞窟、エリア5に入って行った。 「!?」 ウルス達が洞窟に入った時には既にリオレイアの死体が横たわっていた。そしてその周りには…… 「お前等はあの時の!!」 ウルスの声に気付き、レイアの周りにいた四人が振り返った。見ると全員が顔の半分を“スカルフェイス”で覆っていた。 「あぁん?なんだぁ~?おまえら?」 「ハンターが来たか………」 「ねぇ、子供もいるよ~☆」 「ケケケケケ………」 その中にはゼノアとゴンがいた。 「おまえら……そんなに無駄狩りが楽しいか?」 震える声でウルスが言うとゴンが口を開いた。 「あぁ!サイコーだぜ!!無抵抗なヤツを殺しまくれるんだからなぁ!」 そう言うとゴンは大木の様に巨大なボウガンをウルス達に見せた。もっとも大木の様に見えるのはゴンのサイズに合わせているからなのだが… 「コイツにはスゲェー機能が付いてるんだぜ!!」 ゴンが話を進めようとした時だった。 「ゴン。喋り過ぎだ。」 ゼノアがゴンを止めた。 「死にたくなければ貴様らは手出しをしないことだな。」 そう言うとゼノアは背中に背負っていた大剣をレイアの首に振り下ろした。 そしてゼノアはレイアの頭をゴンに渡すと仲間達に引き上げの合図をした。 「お前等!それでもハンターなのかよ!?そんなやり方ヒド過ぎる!」ウルスが叫ぶとSHADOW側の一人の女性が笑った。 「あは☆キミなに言ってんの~?」 その時だった! 「ギャォォォン!!」 レウスが巣に戻って来た! 「ちょうどいい。お前達にいいモノを見せてやる。ゴン!」 ゼノアがゴンに合図するとゴンはボウガンをレウスに向かって構えた!レウスはレイアを殺されてかなり怒っている。……が、ゴンは笑っていた。 「へへへ……くらいやがれ!!」 ゴンがそう言うと構えていたボウガンから閃光玉と同じ光が発光した!「ゴオォォン!!」レウスが混乱したのを確認すると再びゴンが今度はハンマーをレウスの頭に振り下ろした! バギャン!! ………レウスの顔が地面に埋まった。 それを見ていたウルス達は何が起こったのかサッパリわからなかった。
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