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「なんだ!?ボウガンから閃光が!?」
レイドは驚いた。レイドはボウガンのことに関してはそれなりに知識はあった。だが、閃光玉と同じ効果を持つボウガンなど聞いたことすらなかった。
「コイツはな、SHADOWが独自に開発したボウガンなんだぜ!!もちろん弾も撃てるがなんと言っても10回は使える閃光効果が魅力なんだぜ!欲しいか?欲しいだろ?ガハハハハ!!」
ゴンがそう言うとゼノアが舌打ちをした。
「ゴン・ズィー二!!………喋り過ぎだ。コイツらごときに余計なことは話すな。」
(ゴン・ズィー二とはゴンのフルネームらしい。)
その時!
「ギャァァァン!!」
地面に埋まっていたレウスが奇声を発した!
「なんだよ。まだ生きてたのか?しぶてぇ~なぁ~。」
ゴンが再びハンマーを構える。すると、ゼノアがゴンを止めた。
「オレが殺ろう。」
ゼノアは持っていた大剣を構えた。だが、今になって気付いたが、ゼノアの大剣の形が妙な作りになっていた。大剣と巨大な銃を合わせた様な作りに………
ガチャッ!!
ゼノアがリロードをした。やはり弾も撃てるようだ。 ドン!!
ズシャァァァン!!
ゼノアの撃った弾がレウスの頭から入り、背中を貫いた!!
悲鳴をあげる暇もなくレウスは力尽き、地面の上に倒れた。
「貫通弾!?」
レイドが驚いて叫ぶとゼノアが口を開いた。
「……そうだ。」 「大剣が弾をうてるなんて……!」 ウルス達は目の前の信じがたい現実 をただ受け入れるしかなかった。
「よし。引き上げだ。」
そう言うとゼノア達は闇の中へ消えた。
ウルス達の前には剥ぎ取りがされていない二匹の飛竜の無惨な死体があるだけであった。
「アイツ……次に会ったら絶対ブっ飛ばす!!」
ウルスは怒った。
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