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遭遇
ティガレックスを討伐したウルス達は街に戻り自由な時間を過ごした。 テツは己の腕を磨くため、一人、クエストへ向かい、レイドは故郷へ帰った。そしてウルスはヒオに街を案内していた。
「んで、あそこが武具屋!ハンターにとって必要不可欠な店さ!武器や防具を買うだけじゃなくて素材を持って行けば強化することも出来るんだ!」
ウルスがヒオに店を紹介していると、
「ン?」
ウルスの横を見慣れない二人組が横切った。
「見慣れない人達だな……それにあの防具………」
ウルスはヒオを集会場に戻らせると二人組の後を追った。
怪しげな二人組は路地裏へと入って行った。
「へへへ♪お待ちしとりやしたぜ旦那♪」
そこにはニヤニヤしている一人の若いハンターがいた。
「これが例の物だ。」
怪しい男がハンターにそう言うと、ライトボウガンらしき武器を若いハンターに渡した。「へへへ♪どうも♪」
そう言うとハンターは料金を払って消えた。
「なぁ、ゼノア。アイツ俺らのことギルドにチクんね~だろうな!」
かなり大柄な男が不安げに“ゼノア”という男に言ったがゼノアは冷静だった。
「ゴン、心配するな。仮にギルドの連中にこのことが知られても奴等には何もできやしない。我々“SHADOW”に敵は無い。」 影で聞いていたウルスは男の言葉に耳を疑った。
「今、アイツなんて……?!」
ウルスはさらに二人の男、ゼノアとゴンの話に耳を傾けた。
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