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ハンマーLOVE‐その2‐
「しかしまぁ、“おしゃぶり”をくわえてた赤ん坊が“レウスシリーズ”で身を固めたハンターになるとは!」
言い忘れていたがウルスの装備はリオレウスの素材をふんだんに使った防具“レウスシリーズ”である。ちなみにレイドもレウス装備だが腕だけは軽量の“バトルガード”である。腕が重いとうまく敵を狙えないからとのことだ。
(父さんの一番弟子だったなんて…)ウルスは尊敬のまなざしでジェフを見つめた。「君達はディアを討伐しに行くんだろう?私も同行しても良いかね?」ウルスとレイドは笑顔で迎え入れた。
「あちぃ~……」レイドは今にも倒れそうだった。「我慢しろ!ジェフさんを見ろ!頭にも装備をしてんだぞ!暑いのに!しかも“ゲリョスヘルム”!」
ジェフが立ち止まった。
「……来る!」
砂漠の砂の地面が盛り上がりそいつが現れた!
「出たな!ディア!!」ウルスはディアの腹部に潜り込みバスターブレイドを構えた!……が、「ギャァァァン!!」
ディアが鼓膜を劈く雄叫びを発した!その雄叫びは砂漠全体に広がった。「うわッ!」ウルスは怯んだ。だがジェフは素早くディアを自慢のドラゴンブレイカーで殴った!
「グォォ!」ディアがその場に倒れた。ウルスがバスターブレイドをディアの顔面めがけて振り下ろした!ガン!!
大剣はディアの巨大な角に弾かれた。
「レイド!奴の動きを止めてくれ!」ウルスが高台でタンクメイジを構えているレイドに言った。
「任せろ!!」レイドはディアめがけて“麻痺弾”を撃った!数発ディアに麻痺弾が命中するとディアは痺れだした。「よし!では私の自慢のドラゴンブレイカーで一気に攻める!!」
痺れているディアにジェフはハンマーを自慢の力で振り下ろした!次にウルスがバスターブレイドを構え力を溜めて一気にディアの頭めがけて振り下ろす!
バギャン!!二人の攻撃を受け、ディアは角が折れる音と斬り裂かれる音が混ざり鈍い音を立てた。ディアは麻痺がとけるとウルスとジェフに襲い掛かった!
「うわっ!!」
砂煙でウルスの視界が悪くなった。「くらえ!」
ジェフが閃光玉を投げディアの動きを止めた!「私のハンマーのこの一撃!受けてみろぉぉぁ!!」その一撃でディアは砂漠の砂の地面に叩き付けられるようにして倒れ込むと二度と起き上がらなかった。
「ハンマー強し!最強!これに勝るもの無し!」
ジェフは輝く太陽の下で腕を組んで笑った。
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