第1章~日常。

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 居間を出た所で愛良は零と別れる。  居間を出て玄関へ向かうと養父母が出ていこうとしている所だった。  「いってらっしゃい。」  愛良が声を掛けるがやはり養父母は返答せず出ていった。  愛良はそんな養父母に俯く。  「愛良、俺も行くね。」  愛良は後ろからの声に顔を上げ振り返る。  「いってらっしゃい、お従兄さま。」  零に愛良は笑顔で答えると、零は軽く頷き、玄関の扉を開けて出て行かける。  が、すぐに愛良を振り返り、  「愛良も早く学校行けよ。」  愛良にそう言うと零はすぐに出ていった。
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