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「ん~、じゃあ…」
ちゅ……
加地はもたげていた頭を上げて、土浦の頬にキスをした。
「…なんだよ、随分子供騙しなキスだな」
「本格的なのはリードする方から、でしょ?」
「ったく…」
悪戯好きな子供のように笑う加地の顎を捕らえると、ゆっくり唇を重ねる。
「…ん………」
最初は重ねるだけ。
そして軽く啄んでみたり舌先で唇のラインをなぞって行く。
加地が擽ったさに身を震わせると、ゆっくり唇を割って舌を侵入させた。
「つ…ち……うら…」
土浦の舌が加地の舌を捕らえると、加地も土浦に自らの舌を預ける。
互いに舌を絡ませ合い、時折吸い上げたり、二人は濃厚な口づけに夢中になった。
「…何だよ加地、今のだけで感じたのかよ…?」
しばらくして口づけを解くと、ズボンの上から加地の中心を探る。
「ぁ…仕方ないじゃんか…土浦と同じでご無沙汰なんだから…」
既に形を成し始めた高ぶりに触れられ、加地はうっすらと頬を染める。
「自分でしたりしなかったのか」
「ん~…、勿体無いし」
「勿体無いって、お前なあ…」
「土浦とする時まで僕は自慰はしない。…土浦だって、僕と同じ考えのくせに」
お返しとばかりに加地もズボン越しに中心に触れる。
加地と同じようにズボンが盛り上がり、形を示していた。
「まあ…、な。どうせヤるなら、お前とがいいし…」
少し照れたように目線を逸らす。
土浦が照れている時の癖だった。
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