少年期(少女編)

4/4
前へ
/34ページ
次へ
杏が気が付くと、家だった。 周りを見渡すとじぃさんの部屋だった。 じぃさんは杏に気づいた。 『おっ‼気がついたようじゃの~』 『じぃちゃん―。』 杏はじぃさんを見た。さっきのおとろし~ 鬼瓦のような顔とは違い、優しい柔和な黄門様顔に、なっていた。 『おまえはほんに危なっかしいやつばい💦 おまえば見とると、わしの、幼かころば思いだすとばい💢わしも、生傷たえんかったけんの~』 じぃさんがしみじみ話するのであった。 杏はそんなじぃさんをはじめて見る。 〉じぃさんほんとに、私のこと心配してくれてたんだ。 杏は、ほんの少しクソジジィと思ったことを後悔していた。 が‼ じぃさんの様子が―。一変したのであった。 『杏‼にしゃー(おまえ)なんばしょってあげなこつに、なったんか―。』じぃさんは、いきなり仁王門に豹変シテイタ。 〉どひゃ~、 杏は、たまげた😱 〉やっぱり、 くそジジィばい‼ (><。)。。 〉じぃさんのこと、優しいと思ったあたしはばかたった。 そう、思う杏でった。 杏、一年生の春のことである―。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加