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貴方は自由だけど自由じゃない
ねぇ 縛られているのはどっちなの？
貴方の視界に入るもの全て 壊してやりたいの
壊せば壊す程貴方の瞳が憎しみに染まるから
その瞳がたまらなく大好きなの ねぇ私の“獲物(好きな人)”？
余裕のないその表情もたまらない
貴方の全てを私で埋め尽くしたいわ
綺麗な唇を思い切り噛んで溢れだす血も素敵ね
今宵も淫らに(かわいく)踊って その心(め)に私だけ映して…
人は私を狂っていると言うのでしょうね
でもそんなの関係ないわ 貴方が手に入ればそれだけで
今日も貴方は綺麗な血を流しながら笑ってる
痛みが心地よいみたい 望むだけあげる
首に残した痕は私の所有印 誰にも渡さないわ
強情なのね声一つ聞かせてくれない
だから耳元囁いた「ねぇ、大好きだよ？」
静かに笑った貴方 その手に抱き締められ
「さよなら」同時に背へ走る痛み
嗚呼 堕ちてしまったのは私の方ね…
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