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「いや、俺が連れて帰る。お前達に任せるとろくな事がないからな」
そう言って遼は四人を尻目に帰路についた。それを呆然と見ていた四人は顔を見合わせた。
「遼って『アッチ』の趣味あったっけ?」
「いや、無いはずだ。あの天然には何をしても無駄だな」
「帰り道で襲われない様に守らなくては」
「逆にやられないようにしなくてはいけないがな」
『…(遼ならやりそうだ)』
遼の後を追って、四人はこそこそと隠れながら帰路についた。そして、遼が女の子を送る届けたと同時に気を抜いた彼等は、尾行されていたことに気がついた遼にコテンパンにたたきのめされたのであった。
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