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「もう許さねぇ!! 本気で叩きつぶしてやる!!」
タクスはナイフを構えた。
「グ……ガァ!!」
先に動いたのはアクセルだった。タクスに突っ込み、拳を突き出した。しかし、タクスの姿が消え、その拳は空を切った。
「!?」
「こっちだ」
タクスはアクセルの頭上に飛び上がっていた。急降下してくると、その勢いを利用して、アクセルの頭部に肘打ちを放った。
「ガハァ!!」
「まだだ!! いっきに片をつけてやる!!」
タクスは肘打ちを喰らってよろめいているアクセルを、容赦なく殴りつけた。
「グォアァァ!!」
「これで……」
タクスは強烈な蹴りを放った。アクセルはよける事ができず、直撃をくらい弾き飛ばされた。
「とどめだ!!」
タクスは飛んでいっているアクセルに向かって、ナイフを数本投げつけた。アクセルが壁に激突すると同時に、ナイフが体に突き刺さった。
「グガァァァァァァ!!」
アクセルの叫び声が路地に響き渡る。
「急所は避けたみたいだな、しぶとい奴だぜ」
ナイフは、アクセルの肩と太ももに突き刺さっていた。
「だが、もう素早く動く事も、攻撃する事もできない。終わりだ」
タクスはアクセルの顔面を、思いっきり殴り飛ばした。壁づたいに数メートル吹き飛んだ。
「次は、はずさねぇ」
タクスはアクセルに歩み寄り、ナイフを振りかざした。
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