第一話 巻き戻る時間

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今はモモタロス達もベルトもパスも無い。戦う術を持たない良太郎にじりじりとカイが近づいて来た。絶体絶命の状況。しかしそんな良太郎の前にに聞き慣れた音と共に突如レールが現れた。そして目の前を時の電車、デンライナーが通過する。デンライナーが通り過ぎた後には見慣れた皆の姿があった。モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、ハナ、かつて共に戦った皆がいた。 モモタロスが口を開く。 「久しぶりだな。良太郎。助けに来てやったぜ」 今度はカイの番だ。 「全員まとめて消すチャンスだと思ったけどこれじゃこっちが不利だ。また会おう。」その言葉と共に消えてしまった。 モモタロスは良太郎にデンライナーにのるように指示をする。 一同は再び現れたカイに不安を感じつつもデンライナーに乗り込んだ。
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