最後の大会

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私達は客席へと戻ると皆が準備運動をしていた。 それから一時して、試合が始まった。 兄「行け…行け祐輔…」 私は直樹お兄ちゃんの声なんか耳に入ってなかった。 心配なのは祐輔の事…奈歩ちゃんに脅されてなければ良いけど… 香織「桜…??大丈夫??」 私の事は何言われても良いけど…祐輔はまだ学生だし、卒業後だってあるし…私どうしたら……(泣)もう泣きたいょ… 香織「桜??桜ってば!!」 桜「えっ…あっ…何??」 香織「どうしたの??私の話なんか上の空だし…まさか…奈歩ちゃんの事?」 鋭い…流石香織 桜「……違うょ??」 香織「桜…隠さないで教えてょ…もう桜が苦しんでるのは見たくないょ(泣)」 香織…ありがとう… 私は香織に話すことにした。
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