―第4章―

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小さい頃から、ずっと一緒だったアナタ 親同士も仲がよかったからいつでも一緒だった でも 6才の時アナタがニューヨークに行く事を知った 別れ際にアナタがくれたヘヤピン 花が1つずつ着いた2つのヘアピン お互い何も話をしないまま別れちゃった それから10年後 私達は16才になった アナタが帰って来る事を信じ電話も手紙もしないで待ってた でも10年たった今でも帰って来る気配を感じさせないアナタ ゛いつ帰って来るの?″ 私はアナタがくれたヘアピンに願う ゛早く帰ってきてよ″ アナタがニューヨークに行って10年と24日 この日、私はもう生きてる意味がないと思った だって アナタは 黒のガクの中で 私に向かって笑っていたから アナタの両親に聞くと 日本に帰る日、交通事故にあった アナタは帰らぬ人となった 小さい頃からずっとスキと言ってきた それは特別な意味の方で 幼馴染みだからとかそんな意味じゃなかった 神様はイジワル でも アナタと一緒にいれた6年間 それは私の一生の宝物 アナタと出会えた事は 奇跡だから…
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