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思いが強い程
欲は薄れていく
お互い支え合うことで
足りない欠片を補っていた
理屈っぽい私の話、
貴方なら分かる?
一度罅が入ると
元には戻らない
急激な世界の変化に
少しずつ取り残されていく
それでも貴方は
空を眺め続けた
その指に釘を刺すことが
私に出来るなら
首に鎖でも繋いで
いっそのこと
逃げられなくしてやろうか
私が天を仰いだ理由は
そこに私の理想が
存在しているからで
他の物には比べられないの
大事な物ほど傷付けてから
後で優しく癒やしてあげる
.
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