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暗い夜道。 ふらふらと男が千鳥足で歩いて来るのが見えた。 私は酔っ払いかと思い、避けようと思ったがどうも様子が可笑しいことに気づいた。 「どうしたい?」 カチカチと点滅を繰り返す、接触の悪い電灯の下、男に声をかける。 男は酷く痩せており、頬骨が骸骨のように浮かんでいた。
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