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そして、その495のほとんどを地下牢でフランは過ごした。
食料はちゃんと出るし、玩具もたくさんあり、何不自由なく過ごしていた
しかし、フランの心は満たされる事はなかった
フランを幽閉している間、紅魔館は平和な毎日を送っていた。
だが、その平和は些細なことで崩れ去った。
食料を運びにいったメイドが、フランの大事にしていた玩具を誤って壊してしまったのだった。
フランは自らの『あらゆる物を破壊する能力』を使い、牢を脱け出し、見境なくメイド達を襲ったのだった…
「お姉様?約束してくれたよね?フランがいい子にしてたらまたいっぱい遊んでくれるって…」
レミリアの側にあった花瓶が割れ、破片がレミリアを襲う。
「だから…ね?アソボ?」
「フラン!!いい子だから、大人しく私の言う通りにしてちょうだい!」
「またお姉様は、フランを遠ざけるんだね…。こんなにお姉様が大好きなのにぃっ!!」
フランの手に紅蓮の大剣が握られる。
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