暇(?)な日常

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「ほぉ ………別によいじゃろ」 「だったら 何故聞いたんですか?」 「そう固いこと言うではない」 水色の影はわっはっはと笑いだした。 そして黄色の影は 呆れて頭を押さえる 「こらっ、 待ちなさいよ」 「誰が待つかよ ばーか」 曦火と水魅が 急に追い駆けっこを始めたり、 「………うるさい………」 バキャッ、 そういう音とともに 岩の地面を突き破って 木が一帯を埋め尽くしたり しまいには、 「爆ぜろっ!」 「飲まれよっ!」 「はぁ、舞い踊れっ!」 「おぉっと、凍れっ!」 「………還れ………」 爆発が起こったり 水が流れ込んだり 砂が舞ったり それらが凍ったり 木が全てを押し出したり ……… ……… 「皆、 落ち着いたかの?」 「……はい」 「……すいませんでした」 「……自分の身を守らせていただきました」 「同じ、じゃな」 「………うるさかった………」 「まぁ、各々反省しとるから いいじゃろう さて、 そろそろ探しに行くかの」
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