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「つけてみてどうじゃね?」
「視界が思っていたより広いですね」
ヤイバは本当に驚いている、証拠に乏しい表情を全開に使って驚きを表現している。
最も、それでもほとんど表情が変わらないうえに仮面で顔の上半分が防がれているためにパッと見、あまり変わらない。
「………で、話はそれだけか?」
曦火がダルそうに声を上げる。
「そうじゃな
今のところはこれくらいか」
「はっ、
よくも皆これだけのために集まり直したもんだな
確か、テメェはまだ任務中じゃなかったか?」
曦火は水色の影に言葉を向ける。
「知っておったなら
もう少し早く集まってほしかった」
「まぁ、堅いこと言うな
俺だってこの雑魚を鍛えるのに苦労してんだ」
「嬲る(なぶる)ことに苦労している、
の間違いだろ」
急にヤイバが話に入ってきた。
「けっ」
そう息吐く曦火を無視し、
「元気じゃったか
ヤイバ」
「あぁ、お陰様で」
その影はヤイバとのんびり会話していた。
「今回は
どんな任務についていたんだ?」
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