暇(?)な日常

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するとその影は欠伸をして、 「なぁに、 ただの雪山偵察じゃ まだ頭が古いままの奴らがおらんか それの確認だけ、な」 「………まぁ、 あなたしか出来ない仕事だな」 ヤイバからしての軽い敬語が混じっていた。 そこに曦火が突っ込んでくる。 「なぁおい、 前から言おうと思ってたんだが テメェ、キャラ被ってんだよっ!」 ビシィッ、 と、 周りの空気が凍り付いた瞬間であった。 「色も近いし 話し方も若干似ている その話し方わざとだろ?」 「尊敬する者を真似て何が悪い? ちゃんと許可はとっておる」 「周りの反応を考えろ 水魅なんか 現実かなり引いてんぞ」 「どうして私に話が飛んでくるのよ?」 水魅は曦火に 大量の水をお見舞いする。 「そうなのかのぅ 水魅?」 気になったのか 水色の影が何故か 黄色の影に問い掛ける。 「何故僕に聞くのです?」 「いやいや、 まずはお前さんの意見が聞きたくて」 黄色の影はこめかみを押さえながら、 「………そうですね 確かに多少は 気になる部分があると思いますよ」
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