題名のない詩たち

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闇の中 震えていた 優しさも知らず 生まれてきた意味さえ 判らずに そっと さしのべられた手 素直になる事が 出来たなら… 闇の中 彷徨っていた 光など見えず 生きている訳など 思い出せずに 頭をかすった 誰かの微笑み ぶち壊す事が 出来たなら… 幾千もの時をかけて 楽しかった思い出を 捨てたのに 時は堕ちていく 天使の羽と一緒に 夢は堕ちていく 悪夢だけを残して 振り返らず生きる 過去など亡くしたい 振り返らず疾走る 愛など信じない
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