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一週間ほどはヤケ酒をしていた。
大学に来ないあたしを心配した友人からは大量にメールが来ていた。
少しは落ち着いたこともあってタバコに火を着けながら一件一件メールを再確認していった。
親友の遥はあたしが留年しないように気遣ってか、
提出しなければならないレポートや課題を事細かく説明したメールが多い。
世話焼きの姉御肌である。
あたしが何かを一から説明する前にあたしの状況をすばやく察知してくれる。
レポートの内容を書いたメール以外はあまり意味のないメールばかりで、
多分あたしが彼と別れたことを察していてくれているんだろう。
「あ…」
ひとつのメールに目が止まる。
もちろん遥からで、もちろんレポートの内容だった。
「やっばい…これ、期限明日じゃん…」
それは必須科目の授業で、それを提出しなければ留年とまで書かれていた。
「うそ…」
夏休み前のこの時期。
教授陣からはレポートや課題の嵐だ。
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