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今まで恋もしたことがなく、男性に免疫の無いヤマデレラは、自分が行っても何もできないであろうことはわかっていました。
それでも、この辛い生活から抜け出したいと思ったのです。
「姉っちゃ。オラも合コン行ってみてぇ。」
勇気を振り絞った一言に、姉達は笑い袋のように笑いだしました。
「ヤマデレラ?お前が?」
「お前みたいなチビに、このドレスが着れると思って?」
「足の指も短いくせに。」
これには思わずヤマデレラも一緒になって笑いました。
「んだんだ。確かに!…って、やかましいわ!」
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