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夜のうた
暗く沈んだ心でいつも
夜を迎えて横たわる
僕に静かに語りかける影
縋るものはなく怯えるだけ
誰かの胸の中へ 逃げ込みたいけど
いつの日からだろう こんな冷たく
惨めな風景は 夢にも見れない
あの人の暮らしの灯みつめ
消え入りそうな自分を凌いでた
誰でもいいよ 温もりをくれるなら
そこにいる不条理を ひととき忘れさせてくれるだろう?
諦めの気持ちを超えた
何かを 何かを
手に入れたい 出来るかな
掬っても掬っても 指の間を零れ落ちる
砂の様な夢でいい それだけで救われる
誰でもいいよ 温もりをくれるなら
そこにいる不条理を ひととき忘れさせてくれるだろう?
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