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堪えきれずに流れる涙は
やけに冷たくて
リアルに感じられる
君からの電話が鳴り響く
暗い部屋
僕はひとりぼっちで
苦しくて
でもどうしようもなくて
受話器をとるんだ
君の声がしても
頭の中では
君への答えを考えてて
その中に僕の本当の声は
ひとつも見当たらない
いつだって君のために
邪魔にならない言葉を
選んできたんだ
ずっと ずっと
そしたら本当の僕は
僕でさえも
見つけられなくなってしまって
そこにいるのは
嘘で塗り固められた
もう1人の僕
誰にでも
いつでも笑顔で
文句ひとつ言わずに
君をずっと見守っていて
いつだって君の味方
嘘で真っ黒くなって
いまにも崩れそうなのに
それでも微笑み続けてる
このまま壊れてしまうと
知ってても・・・
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