第一章 自伝ではない…

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元来、国語は苦手なので表現がおかしかったり、間違いも多いと思う まずは、小さい頃の事から書いていきたい 生を受けたのは、36年前… 健康優良児だったみたいで、村から賞状をもらった 微妙に3位… 胸が凹んでいるだけで、健康だったみたい 当然、その頃の記憶なんてない 記憶があるのは、おそらく3歳くらいから… 当時住んでいた家に行く道が砂利道の山道だったこと 砂埃を上げながら走る車を覚えてる ただ、この記憶が本物か、イメージなのか分からない 次に記憶があるのは4歳から この頃は、まだ自分の身体と他の人の身体の違いに気付いていなかったと思う 子供の家保育園に3年通った 身体は小さいほうで、前に並んでいた気がする どんな友達がいたかなんて覚えていない ただ、初恋って言うのか好きな子がいたな たしか…「さなえ」ちゃん たぶん、たぶんだけど、ベリーショートの子だったような… でも、好きって言った覚えはない 夏にお泊まり保育があって、お化け屋敷の出し物があり、僕は大泣きして、一歩も歩けず大好きな先生に手をつないでもらい、泣きながら、目をつぶって、歩いた事を覚えてる だからかなぁ、今もお化け屋敷は大嫌い… 手をつなぐと安心する… この保育園を、僕は2回脱走している 一度は、たぶんお昼休みに塀を乗り越え脱走… 園の外を一周して戻ったと思う もう一度は、おじさんから聞いた おじさんは、玩具屋の前に立っている僕を見つけ、保育園に連れて行ったらしい… 玩具屋に立っている記憶はあるけど、連れ戻された記憶はない… 大騒ぎだったのかも知らない 何故、抜け出そうとしたのかも分からない この保育園の園長先生は、品のいいおばあさんだったなぁ 保育園には、母が送ってくれて、迎えはじいちゃんが、バイクで迎えに来てくれてた じいちゃんの後ろにつかまり、ヘルメット被って… 優しかったじいちゃん たまに、帰る途中でお店に寄って、お菓子を買ってもらってたなぁ… そんな優しいじいちゃんは、何年前やったかなぁ… 死んじゃった… たしか85歳で他界したような… 覚えてない… 葬儀の時は覚えてる 僕は泣かなかった 良く生きたから… だからかな… 涙出なかった…
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