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そこには一人の男性がベンチに座っていた。
「や。君も雨宿りかい?」
いきなり声をかけらて、
声が出なかったのでコクリとうなずいて見せた。
すると彼は、ニコニコしながらベンチから離れて僕の目の前まで近付いたきた。
そして何かを感じとったかの様にフッと笑った
「君が…そうかぁ…」
「??????」
この人…独り言が多いタイプなんだなあ…
「君の名前…教えてくれない?」
「え…僕ですか?」
「今此処にいる人は、店員のおばちゃんと君だけだよ。」
本当だ…
此処には三人しかいなかった。
おばちゃんは、こっちを見ていた。
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