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「字ぃ上手く書けへん~‥‥あ‥しまった。紙シワシワになったやん~。また新しいので書かないと‥」
あたしは手が震え、掌には汗を書いていた。
「‥はぁ‥‥めっちゃドキドキする…」
そう。
あたしは明日、告白する。
ニ個上の先輩で、優しくて格好良くて。まさに、青春少女漫画に出てくるヒーロー役のような人だ。
なんであんなにかっこええんやろ‥
っていうくらい、あたしにとってはキラキラした存在。
どこにでもありふれている話やけど、私にとっては人生のビッグイベント。清水の舞台から飛び降りる覚悟もしております。
実際したら死んでまうけどな(笑)
あぁ、初めての告白。
心臓‥大丈夫かな?
「‥よし!やっと書けた!」
ラブレターを書くことに、何日かかったことだろう。使った紙は数知れず、無数の折れたシャーシンはどこにいったのやら。
あたしは全神経を指先に集中した。シンプルで可愛い封筒へ、ゆっくり、慎重に、手紙をいれる。
「よっしゃあ!!明日下駄箱いれる!いれるんや!絶対いれるねん!‥いれるでぇっ‥!‥‥い…いれれるかなぁ‥あぁ‥緊張するぅ‥」
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