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襖を閉めると母の笑顔が私の脳裏を埋めつくす…
零れ落ちた涙を拭い取り
『寂しくなんかない！いつもお母さんはあたしの近くにいるんだもん！』
自分を戒め荷物の整理に取り掛かった。
ミナとレナは隣の部屋でなにやら小声で話しているようだ。
そういえば小さい頃…
ミナとレナをからかってしまった事があった…
「ミナとレナ…ｷｬﾊﾊ…ミナレナ…ミナレナ…ニラレバみたい！」
「ひどぉ～い！うぇ～んお母さん！さやかがニラレバって言うよ～！」
『ひょっとして…まさか…まだ根に持ってる…？』
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