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「あ~。入学式終わっちゃったよ。さすがに初日で友達なんて出来ないかぁ。とか言って、このまま友達出来ずに高校卒業なんて事が……
あるかもなぁ、僕のコトだし。」
と、弱々しく一人言を呟きながらトボトボ帰るコイツ。聞いて驚くな!コイツは当時の俺だ!
一人称は『僕』。
言う事は、全てマイナス思考なものばかり。
見た目も、
『中村の第一印象は弱そうな奴ですね。って、第一だけじゃねぇ!ずーっとそんな印象っすよ。』
って、周りに言われる事間違いなし(←この時点でマイナス思考ノンストップ)の弱そうな奴だった。
そんな俺に、今の俺になる始まりが訪れる。
下を向きながら(暗いよ以前の俺!)トボトボ帰っていると、ふと地面に小さな影が出来た。
と、思った瞬間、みるみるうちに影は大きくなり、『ズドーン!!』という破壊音と共に影が出来ていた部分に人が現れた。…というより、めり込んでいた。
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