E14「お酒は二十歳になってから!」

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萃香の拳が虚しく空を切る。 「さ、咲夜さん!」 「まったく…世話焼かせるんじゃないわよ」 「咲夜!美鈴!危ない!」 二人の甘い時間もつかの間、萃香の拳が二人を襲う。 ――ドカーン! 二人は地面に叩きつけられてしまった。 「…ッ!はっ!美鈴!?」 そこには、咲夜をかばい、地面と咲夜の間で唸る美鈴の姿があった。 「美鈴!大丈夫?」 「へへっ…こんなの…咲夜さんの心の痛みに比べれば…」 「フラン!このままじゃ私の出番がないわ!二人で一気に決めるわよ!」 「了解お姉様!」
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