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そう言って紫は目の前に例の空間を出した。
「私のスキマに出せないものなんてないのよ」
すると例の空間――スキマからいきなり電車が走ってきた。
「何!」
士は横に避けようと試みた。
しかし、それはできなかった。
見えない壁が俺の左右にあるのだ。
「なんだこいつ…はっ!」
さっきの技…。
あれは何も起きなかったのではなく、見えない何かが起きたのか!
「気付いた時にはもう遅いわ!必殺、トレインクラッシュ!」
ヘボい名前とは裏腹にこいつはマズイ…。
はっ!あいつなら止められる!
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