E14「お酒は二十歳になってから!」

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『カメンライド…スイカ!』 「ほぇ?あたし、あそこで倒れて…」 (そんなことはどうでもいい!早く電車を止めてくれ!) 萃香の視線が迫る電車に移る。 「止める?あんなの止める必要もない」 『アタックライド…スイカ!』 「粗符…紅の館の赤き霧!」 萃香は電車に当たる寸前で霧になり、電車は霧を通過した。 「萃香…今度は敵になるの?」 霧が集まり、再度萃香を構成した。 「なぁゆかりん。あたしが一番欲しいもの、何か知ってる?」 いいえ、と言わんばかりに首を傾げる紫。 「この酒に一番合う土産話を持っていくこと。そのためならあたしは…」
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