207人が本棚に入れています
本棚に追加
『カメンライド…スイカ!』
「ほぇ?あたし、あそこで倒れて…」
(そんなことはどうでもいい!早く電車を止めてくれ!)
萃香の視線が迫る電車に移る。
「止める?あんなの止める必要もない」
『アタックライド…スイカ!』
「粗符…紅の館の赤き霧!」
萃香は電車に当たる寸前で霧になり、電車は霧を通過した。
「萃香…今度は敵になるの?」
霧が集まり、再度萃香を構成した。
「なぁゆかりん。あたしが一番欲しいもの、何か知ってる?」
いいえ、と言わんばかりに首を傾げる紫。
「この酒に一番合う土産話を持っていくこと。そのためならあたしは…」
最初のコメントを投稿しよう!