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親愛なるあなたへ
突然、僕のような見知らぬ男からこのようなメールを差し上げますご無礼をどうかお許し下さい。
あなたはさぞかし驚く事でしょうが、僕は今、あなたの前に僕が犯してきた、世にも不思議な罪の全てを告白しようと思うのです。
僕はこの数ヶ月、この様々な人達の住む世界から姿を隠し、それこそキチガイのような生活を続けてきました。もちろん、この広い世界に住む誰一人として僕の悪意に満ちた所業を知る者はいない事でしょう。
早川先生、僕はあなたの作品を読んだ今となっては、あなたがどんな人間かを考えると、もう夜も眠れないのです。
あなたの作品に出会わなければ、こうして慣れないパソコンで長々と文章を書く事など、生涯なかった事でありましょう。
そんな僕の心に近頃、不思議な変化が起こりました。そして、僕はどうしても、僕の罪をあなたに懺悔せずにはいられなくなったのです。
色々と不審に思う所もあると思いますが、ともかくこのメールを最後までお読み下さい。
そうすれば、どうして僕がこんな気持ちになったのか、なぜこの懺悔の告白をあなたの前にしなければならないのか、全て明らかになる事でしょう。
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