火刑

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突然だけれども僕は、火刑にされようとしていた。 木でできた十字架に縛り付けられ、 足元には山盛りのワラが積まれている。 「どうしてこうなったあああっ!!」 荒涼とした風が吹く丘の上。 周りには誰もいない…………激しく燃えさかる松明を手にしたヤツ以外には。 「ちょっ、まっ!! そ、その松明どうする気ですかっ!!」
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