プロローグ

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誰もいない部屋でその男は喋り続ける。 「え?違うって?わかってないなぁ」 男は再びキーボードへと向かった。 「全部見た目さ。内側なんて考えたこともないんだろ?」 男はそういうと表情が険しくなってきた。 すると男は自嘲するかのように突然と笑い声を上げた。 「『目には目を、歯には歯を』僕にぴったりの言葉じゃないか」 しばらくの無言が続く。 男は何かをためらっているようだった。 そして男は口を開く。 「何か言ってくれよ……明菜」
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