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僕は毎日部屋ですごして、テレビを観るわけでもなく、
雑誌を見るわけでもなく、音楽を聴くわけでもなかった。
ただ、部屋で寝転んだり、ボーッとしたりするだけだった。
このころになると、担任も心配して学校をどうするかと聞いてくるようになった。
学校なんかどうでもよかったけど、おふくろは麻樹の母親と一緒に僕を説得してきた。
「優ちゃん、おばさん昔言ったよね? 学校ダメになっちゃったら、麻樹も悲しむと思うんだって」
久しぶりに見たおばさんは、かなり痩せていた。
おばさんも、つらかったよな……。
それに、おばさんが言う通り、麻樹がいなくなってしまったのを理由に、自分の人生を棒に振ってしまったら、いちばん悲しむのは麻樹だと、僕もそのくらいはわかっていた。
わかってはいるけど……。
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