出会い

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「あっ!」 ガツンっ!! 不意に腕時計が外れて 地面に落ちた。 あわてて拾うも遅く そこには大きな割れ目が 走っていた。 「……そんな。梨華の形見なのに。」 ゴオーっと雲が太陽を隠し 暗くなった。 「嫌な予感がするな…」 胸騒ぎを押さえながら 佑樹はいつもより 足早にいつものあの場所に 向かっていった。
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